カツオ一本釣りとは
釣りざおで1匹ずつ、かつおを釣り上げます
広い黒潮の大海原で、漁師のおんちゃんが
潮の動き、海鳥の動き、
海面の微妙な変化を
長年の経験と勘で魚群を探し当て、
カタクチイワシをまき餌として投げ入れ、
同時に散水し、
海面でイワシの群れがあるように見せ
それをめがけて寄ってきたカツオを
擬餌針(ぎじばり)で釣り上げる。
巻き網漁に比べ魚に傷がつきにくく、
一般的に同等サイズなら一本釣りの方が市場価値は高い。
生態系への負荷が少ない、自然に優しい漁法とされる。
近年では担い手不足に悩み、
インドネシアなどからの研修生で補っている。
写真は、中土佐町久礼が誇る鰹船
第十八 八廣丸