ようこそ中土佐町へ!モルディブの漁業関係者のみなさんが研修旅行に来てくれました

中土佐町久礼のカツオ船と同じくカツオの一本釣り漁を行っている、インド洋に浮かぶ島・モルディブの研究者や漁業関係者10名が、国際協力機構(JICA)の技術協力プロジェクトの一環で来日。
中土佐町久礼では、カツオの品質管理や加工技術などを学ぶため3泊4日の滞在でした。

到着した翌日には早朝5時から久礼漁協の魚の仕分けや競りを見学し、競り落とした魚を車に運ぶ時にはお手伝いも。

久礼大正町市場の鮮魚店では、刺身で食べられないゴシ(固かったり、臭い生では食べれないカツオ)の見分け方を聞いたり、さばく様子を興味津々に見入っていました。

カツオの刺身の試食にもチャレンジ!モルディブでは生の魚を食べないので、生まれて初めて刺身を食べる方も。昼食に食べたカツオの藁焼きタタキは、大変美味しかったそうです。

翌日は、おまちかね!魚料理を世界で一番食べる国・モルディブのカツオ料理を学ぶ料理教室が開催され、町内外から集まった参加者と一緒に、クリマス(カツオカレー)とガルディヤ(カツオのすまし汁)を作りました。

言葉は通じなくても、みなさん和気あいあいとした雰囲気のなか、食事タイム。
スパイスの香るカレーを汗だくになりながら食べていましたが、モルディブの方は更にびっくりするくらい辛いのを食べていました!
みなさんとても楽しく、いい思い出になったようです。

最終日には船主さんのご厚意で、漁船の中を見学させていただけることになり、私も漁船に乗ったことがなかったので、一緒に見学させてもらいました。

特にカツオのエサになるイワシを、何日も元気に生きた状態で管理されているのには驚きでした。
コンパクトな船の中で、乗組員さんたちが寝たり食事をするスペースはとても狭く、イワシが一番快適に過ごしているのだそうです。笑

今回、同じ一本釣り漁でもモルディブと日本では釣りの方法が違うことも知ることが出来ました。
日本では漁師は停止した船の前方に座って漁をしますが、モルディブでは動く船の後ろに立って漁をするそうです。立ったまま短時間でたくさんのカツオを釣り上げるのはすごいですね!!

これを機に、両国の交流がさらに深まりますよう願っています。

 

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