カツオの一本釣り漁で有名な中土佐町久礼。
久礼新港に水揚げされる新鮮なカツオを求め、「久礼大正町市場」には、たくさんのお客様が来られます。
正直、久礼で生まれ育った私には当たり前すぎて「これが普通のカツオの味」と思っていました。ところが最近「どうやらカツオの中には、まずいカツオもあるらしい」ということを知りました。
では今までずっと食べてきたカツオが全部美味しかったのはなぜ?
そうです、鮮魚店さんが「美味しいカツオ」と「まずいカツオ」を見極めて、美味しいカツオしか販売していなかったので「美味しいカツオが普通」という贅沢な環境だったのです!
それを気づかせてくれたのが、2021年9月に「久礼大正町市場」の地域おこし協力隊として着任した、ヒサタケさん。
出身は高知市で、東京で就職し宣伝・広報のお仕事をされていましたが、「高知県の地域活性に携われれば」と中土佐町に移住。久礼に住んでみて、町内の人の優しさや、美しい風景に感動したそうですが、なかでもカツオの美味しさに驚いたそうで着任早々、「久礼のカツオの魅力」を一冊にまとめたものを作りたいと思っていたところ、田中鮮魚店がスポンサーとして制作・発行してくれました。
それが「カツオHANDBOOK」です。
「カツオHANDBOOK」は、「久礼大正町市場」のカツオが、なぜ美味しいのか?をテーマに、ただ美味しいカツオを食べられる場所ということだけではない、そこには“釣るプロ”の漁師、“売るプロ”の鮮魚店、そしてそれを支える“食べるプロ”の町民があって成り立っている久礼独自のカツオの食文化の紹介とともに、久礼大正町市場の鮮魚店のカツオへのこだわりやカツオ関連商品を紹介しています。
本資料は、メディア関係者や、観光業関係者、久礼大正町市場に遠足で訪れる学校関係者などに向けて、資料として配布してきましたが、一般のお客様にもぜひ読んでいただき、カツオの魅力をもっと知ってほしいという声が関係者などから上がり、公開することになりました。
町外から来てくれたヒサタケさんの気づきから生まれた「カツオHANDBOOK」。
ちなみに、カツオが大好きになったヒサタケさんですが、実は何回か鮮魚店の方から店頭に出せないゴシ(まずいカツオ)を試食させてもらった時「意外と美味しいじゃん」と思い、味の見極めはまだまだだそうです。笑
協力隊就任中の3年間でカツオをもっと勉強していきたいそうで、「カツオHANDBOOK」はさらに進化する予定!
「カツオと共に生きてきた久礼の方たちも、もしかしたら知らなかったカツオの魅力をあらためて再発見してくれたら嬉しいです。」と語るヒサタケさん。久礼に住んでいる私には気づかなかった地域の宝物の魅力がつまったこの一冊は、もはや手放せない教科書です。
「カツオHANDBOOK」は→こちら
※本資料に記載の内容については、諸説ありますので、あくまでひとつの参考情報としてとらえてください。
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