中土佐町の近海かつお一本釣り船「第二十八鳳丸」、「順洋丸」が出港し、令和2年の漁が始まりました。
【第二十八鳳丸】
穏やかに晴れた2月6日、「第二十八鳳丸」が出港の日を迎えました。
朝から旗を立てたり、たくさんの荷物を積み込んだりの作業が慌ただしく行われ、演歌のBGMが流れ出すといよいよ出港です。
ご家族や大勢の方々に見送られながら出港。この光景は何度見ても晴れやかな気持ちとせつない気持ちが入り交じります。
一足先に出港する仲間を見送るインドネシア人乗組員たち。船が見えなくなるまでエールを送る姿に国籍は違えども共に海で生きる男の強い結びつきを感じました。
三重県の漁港で餌のイワシを積み込んだあと太平洋沖に向かい、鰹の群れを追い続けます。
【順洋丸】
船名が入った旗や国旗と一緒に、インドネシアの国旗も掲げられていました。
インドネシア人の乗組員も多い順洋丸では、みなさんとても仲がよく、ずっと同じ船の上で過ごす家族のような存在なんでしょうね。
こちらも大勢の方に見送られながら、汽笛を鳴らし出港です。
「第二十八鳳丸」、「順洋丸」ともに久礼八幡宮前へ船を進め、大漁や豊漁、航海の安全を祈願し、天神様・住吉様・弁天様・観音様・海津見様・えびす様などの神様にも参拝した後いよいよ沖に出ました。
ご家族に見守られながら、水平線の向こうに消えていきました。
久礼新港に戻るのは11月。大漁と豊漁、航海の安全をお祈りしています。