年末が近くなり、なにかと気せわしい12月。
帰省した家族やなつかしい友人が集まれば自然と宴(おきゃく)がはじまります。
食卓を華やかにする高知の郷土料理”さわち”をみんなで囲みませんか?
皿鉢料理(さわちりょうり)
皿鉢料理とは、直径40~50㎝の大きなお皿に山海の旬の料理を盛り込んだ宴会料理です。
大皿に盛られる食材に決まりはありません。自由に好きなものをどんどん盛り付けます。
皿鉢料理は形式を重んじた料理ではありませんが、奇数や偶数といった縁起や習俗を
用途に合わせて盛り方が変わってきたりもします。
基本的にはお刺身やお寿司のように一品料理を豪快に盛った”さわち”や
「組み物」と呼ばれている一つの大皿に巻きずしや揚げ物、煮物、果物などを盛った”さわち”など、
いろんなバリエーションの”さわち”があります。
”そうめんのさわち”や”うなぎのさわち”など個性豊かな”さわち”もあり宴を彩ります。
食べ方にも作法はありません。大勢で皿鉢を囲み食べたいものを食べたいだけ自分の小皿に取る
盛り付け同様、食べる時にも自由奔放な土佐人の宴会スタイルをお楽しみください。
刺身盛りのさわち
お刺身を使った皿鉢料理と言えば、祝宴の席で見られる
タイやブリ、カツオ、イセエビなど縁起の良い魚を生け造りにした豪華な”さわち”と
いくつかの旬の魚を盛り合わせた”刺身盛りのさわち”や
鰹の生(ナマ)やたたきで盛られた”かつおの刺身盛りさわち”などあります。
ここでは一般的な”刺身盛りのさわち”をご紹介します。
高知県内では、お刺身の事を生(ナマ)と呼びます。魚を生(ナマ)で食べることが多い土地柄もあり、
その時季に土佐沖で獲れる旬の魚を生食のほかにタタキや酢漬けにしたり、
薬味は、鰤には「ぬた(ニンニクの葉)」鰹には「ニンニク芋」新子には「ブシュカン」など
一番相性のいい食材の組み合わせで、昔から魚を頂いてきました。
時季時季の旬の魚や薬味が大皿の上で一つになり、生(ナマ)にこだわった皿鉢が”刺身盛りのさわち”です。
ご家族でまた気の合う仲間と一緒に過ごす食卓に土佐の郷土料理”さわち”はいかがですか?
町内の魚屋さんでは、この時期年末年始の”刺身盛りのさわち”のご注文を受け付けております。
”刺身盛り皿鉢”のご予約を承っております。
お店により年末年始の”最終受付日”が異なります。
ご注意の上お早めのご予約をお願いいたします。
中土佐町内の鮮魚店ご案内
※掲載の店舗は、順不同にてご紹介させて頂いております。また、掲載している皿鉢は、イメージ写真です。
お問合せ 道の駅なかとさ 観光インフォメーション 0889-52-9090