※2017年11月8日(水)9日(木)は修繕補修のため「黒潮本陣」と「黒潮工房」は臨時休業いたします。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
自分で焼いたタタキは、格別。鰹のタタキ体験
中土佐町久礼のタタキと言えば、生のかつおを豪快にわら焼きにする「わら焼きかつおのタタキ」。このわら焼きタタキをここ黒潮工房で、体験することがきます。出来たてぬくぬくのわら焼きかつおのタタキを是非味わってみてください。鰹の赤身独特の旨みをあなたの五感で試してみては、いかがでしょうか?
黒潮工房は、道の駅なかとさから車で3分。小高い山の中腹にある黒潮本陣の敷地内にあり、ここから眺める久礼湾や久礼の街並みもお勧めです。久礼湾を眺めながらのわら焼きかつおのタタキ作りを体験できます。
体験内容は、初級コースと中級コースとがあり、
●「初級コース」は、節を取り焼いてパック詰めまでの体験。 体験時間は約15分。
●「中級コース」は、丸ごと一匹の鰹を捌いてパック詰めまでの体験。 体験時間は、約1時間。
今回は、中級コースの体験をご紹介します。神戸から家族旅行でこられていた親子の体験に密着させていただきました。
中級コース「かつおタタキ体験」
①まるごと一匹のかつお
体験当日の朝、久礼港に水揚げされたばかりのまるごと一匹のかつお(3.6㎏の戻りがつお)で、わら焼きかつおのタタキ作りを体験します。
②かつおを捌いて、最終的に節にしていきます。
黒潮工房の店員さんに鰹の捌き方を教えていただきながら、まるまる一匹のかつおをイチから捌いていきます。
まずは、かつおの頭を落とします。
かつおの腹びれ、胸びれを切った後、グッと力を込めて中骨を切り頭を落とします。
次に、内臓を取ります。
腹を手前になるように置き、内臓やハランボに鰹の心臓チチコを切り出します。
うろこを取り、3枚に卸す。
背びれと鰹の鱗を取り除き、3枚に卸していきます。またまた、この鱗を取り除く作業が難しい。包丁を逆手にもっての作業があったりと、なかなかの手ごわい作業です。きれいに取れた後には、思わず見守っていた他のお客様からの温かい拍手が湧き上がりました。
次に待ち構えていたのが、鰹を3枚におろす作業。見守るご家族からも「身を食べるところを残して!」と応援を受けながらいざ、中骨に沿って包丁を背中、腹から浅く入れたあと一気に中骨から身を切り離します。頭の部分は少し硬くなっているので鰹立てて切り離します。
片身から節にしていきますが、節には背節と腹節がありそれぞれ異なった味を楽しめます。
店員さんが「ちょこっと本日の鰹の味見。お刺身でも味わってみてください」と、少し刺身用に切ってくれました。「鰹がこんなに美味しいとは!!」と、目を丸くして食べてくれています。見ているこちらもうれしくなる笑顔でした。
一緒に味見をどうぞと、一口私も頂きました身がもちもちで適度な油ものりこれぞ鰹という味が口に鼻に広がります。本当に美味しいでしょ!久礼の鰹。
③半身から節とりをして塩おをまぶす。
背節と腹節にし塩をまぶします。思ったより多めに塩にまぶします。
④豪快にわらで焼きます。
わらの火力に驚きながらもかつおを焼いていきます。燃え上がる炎の熱さに思わず腰がひけながらも焼いていきます。
⑤最後に、おいしくいただきます。
焼きたちぬくぬく出来たてのかつおタタキを頂きます。食べきれない分は、パック詰めにしてお土産として持ち帰ります。
背骨やハランボ、チチコは、七輪で塩焼きで食べます。
タタキ体験を終えた感想をお聞きすると、
「タタキ作りの体験で 鰹の鱗を取り除くところが一番難しかった、中骨にも身がタップりとついてしまったので、もう一度チャレンジしてリベンジをしたい。」といっていました。ぜひ ぜひ また、遊びに・食べに中土佐にお越し下さい。
注意事項
〇かつおタタキ体験は、生の鰹が揚がる4月から10月の7か月間のみ。
〇かつお料金(時価)は、体験をご希望される時季やかつおの水揚げ状況により金額が異ります。予約時に店員さんとの打合せを十分に行ってください。
〇要予約 予約の受付は、3カ月前からです。
店舗情報
黒潮工房
住 所/高知県高岡郡中土佐町久礼8009-11
問合せ/(電話)0889-40-1160(FAX)0889-40-1190
営業時間/8:00~15:00
定休日/第2木曜日
体験受付/要予約。 初級・中級とも予約の受付は、3カ月前から
体験料金/【初級コース】体験料1グループ(800円)+かつお料金(時価)
【中級コース】体験料1グループ(1,500円)+かつお料金(時価)